
コース管理

ゴルフコースの美しさを保ち、良いコンディションでプレーを楽しむためには、コースのメンテナンスが欠かせません。その重要な要素の一つに「目土」があります。目土とは、読んで字の如く、目にまく土のこと。具体的には、砂と土を混ぜ合わせたもので、コースの様々な場所に使用されます。
目土の主な役割は、プレー中にできてしまうディボット跡を埋め戻し、芝生の生育を助けることです。ディボット跡とは、クラブがボールを打つ際に、芝生の一部が削り取られてしまうことを指します。この傷口をそのままにしておくと、芝が傷み、病気の原因にもなりかねません。そこで、目土の出番です。
目土を入れることで、削り取られた部分を保護し、芝が再び根を張り、成長するための手助けをします。また、目土は水はけを良くし、芝の生育に必要な栄養分を含むこともあります。
このように、目土はゴルフコースの緑を守る上で、非常に重要な役割を担っています。プレーヤーは、ディボット跡を見つけたら、進んで目土を入れ、コースメンテナンスに協力するようにしましょう。
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芝目が強い?バミューダグラスの特徴
- バミューダグラスとはバミューダグラスは、その名前が示す通り、大西洋に浮かぶ温暖な島々、バミューダ諸島が原産の芝生です。日本では、気温の高い時期が長く続く関東地方よりも西側の地域、特に温暖な気候の太平洋側で多く見られます。
バミューダグラスは、その繊細な美しさと丈夫さから、ゴルフ場のグリーンによく用いられています。他の種類の芝生と比べて、葉が細く密度が高いため、きめ細かく均一に整った、まるでビロードのような美しい緑を作り出すことができます。この滑らかで美しい緑は、多くのゴルファーを魅了し、最高のプレーを引き出す舞台として愛されています。
また、バミューダグラスは、踏みつけに強いという特徴も持っています。さらに、成長が非常に早く、傷ついたとしても短期間で回復することができます。これらの特徴から、ゴルフ場のように多くの人が行き交う場所でも、美しい緑を保つことができ、管理しやすい芝生として重宝されています。
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名匠の技!グリーンキーパーの仕事
ゴルフを愛する人にとって、緑の芝生が一面に広がるゴルフ場は、まさに楽園と言えるでしょう。その美しい景観の中で、思い切りスイングを楽しみ、仲間とスコアを競い合う時間は格別です。しかし、誰もが気持ちよくプレーできる環境は、一体どのように作られているのでしょうか?
その裏には、“縁の下の力持ち”と呼ばれるグリーンキーパーたちのたゆまぬ努力があります。
グリーンキーパーは、ゴルフ場の芝生の状態を常に最高のレベルに保つ、まさに芝生の達人です。早朝からコースに出て、芝刈りや水やり、肥料の散布など、様々な作業を行います。また、病気や害虫から芝生を守るのも彼らの大切な仕事です。
さらに、グリーンの速さや傾斜を調整し、バンカーの砂を均すなど、ゴルファーが最高のプレーができるよう、コースのコンディションを細かく調整していきます。
彼らは、ゴルファーの姿を直接見る機会は少ないかもしれません。しかし、ゴルファーがナイスショットを放ち、笑顔を見せる瞬間こそ、グリーンキーパーにとってこの上ない喜びであり、彼らの仕事への情熱の源泉と言えるでしょう。
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