初心者の天敵!チョロの原因と対策
- チョロとは?
ゴルフにおいて、意図した距離や方向へボールを飛ばすことができず、スコアを大きく崩してしまうミスショットは数多く存在します。その中でも、「ナースショット」や「ダフリ」と並んで、多くのゴルファーを悩めるミスショットの代表格として挙げられるのが「チョロ」です。
チョロとは、クラブヘッドがボールの上部を掠(かす)るようにヒットしてしまい、ボールがほとんど回転することなく、地面すれすれを弱々しく進んでしまうショットのことです。ティーアップして打つティーショットで発生することは稀(まれ)で、主にフェアウェイやラフといった地面から直接ボールを打つショットで多発する傾向にあります。
チョロが発生する原因として最も多いのは、ボールを上げようとしてスイング中に体が起き上がってしまう「ヘッドアップ」です。体が起き上がってしまうことで、クラブヘッドが最下点に到達する前にボールに接触してしまい、結果としてボールの上部を掠めてしまうのです。また、ボールの位置がスタンスの中心より後ろにある場合や、グリップを必要以上に強く握りしめてしまっている場合も、チョロを誘発する要因となります。
チョロは、経験の浅いゴルファーに多く見られるミスショットですが、上級者であっても油断するとチョロをしてしまうことがあり、スコアメイクの上で大きな脅威となります。そのため、日々の練習やラウンドを通して、正しいスイングを身につけ、チョロを克服することが重要です。