飛距離アップ!?ストロンググリップを解説
ゴルフクラブを握る方法は、球筋を大きく左右する重要な要素の一つです。数ある握り方の種類の中でも、特に「ストロンググリップ」と「ウィークグリップ」は、その影響力の大きさから、多くのゴルファーが注目しています。グリップは、クラブと体を繋ぐ唯一の接点であり、その握り方次第でスイングの軌道やクラブフェースの向きが変化し、結果として放たれる球筋にも大きな影響を与えるのです。
ストロンググリップは、左手でクラブを握る際、親指がグリップの右側、右手で握る際は親指がグリップの左側になる握り方です。この握り方は、インパクト時にクラブフェースが閉じやすくなるため、ボールに左回転を与え、高く上がりやすい「フックボール」を打ちやすくなります。一方、ウィークグリップは、ストロンググリップとは逆に、左手は親指がグリップの左側、右手は親指がグリップの右側になるように握ります。この握り方は、インパクト時にクラブフェースが開きやすくなるため、ボールに右回転を与え、低く飛び出す「スライスボール」が出やすくなります。
最適なグリップは、ゴルファーの体格やスイング、そして目指す球筋によって異なります。そのため、自己流で判断するのではなく、ゴルフの専門家であるティーチングプロなどに相談し、自分のプレースタイルに合ったグリップを見つけることが上達への近道と言えるでしょう。