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ゴルフ用語解説:K.P.ってなに?

ゴルフの世界では、様々な専門用語が使われています。その中でも、「K.P.」という略語は、初心者の方はもちろん、ある程度経験を積んだ方でも、正確な意味を理解していない場合があるのではないでしょうか? 実は「K.P.」は、全く異なる二つの意味を持つ、少し変わったゴルフ用語なのです。 一つ目は、クラブのシャフトの性能を示す「キックポイント」の略称です。シャフトは、ゴルフクラブにおいてヘッドとグリップを繋ぐ重要な役割を担っており、スイング中にしなることで、ボールに力を伝達します。この「しなり」が発生しやすいポイントを「キックポイント」と呼び、「K.P.」と表記されることがあります。キックポイントは、ボールの弾道に大きく影響するため、自分のスイングに合ったシャフト選びには欠かせない要素です。 二つ目は、プレー中にボールをピンに近づける「ニアピン」を意味する際に使われます。「ナイスショット!」と声を掛け合う中で、「ナイスK.P.!」のように使われることが多いでしょう。ボールがピン近くに寄った際、その喜びを分かち合う際に使われる、ゴルフならではの表現と言えるでしょう。 このように「K.P.」は、文脈によって全く異なる意味になるため注意が必要です。会話の流れや使われている状況から、どちらの意味で使われているのかを判断する必要があります。
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ゴルフクラブ選びの新常識?フライテッドシャフトを解説

- フライテッドシャフトとはゴルフクラブのシャフト選びは、ヘッドの形状や素材を選ぶのと同じくらい重要です。クラブを振った時に感じる「しなり」がショットの安定性や飛距離に大きく影響するからです。近年、ゴルファーの間で注目を集めているのが「フライテッドシャフト」という考え方です。フライテッドシャフトとは、クラブセット全体でシャフトのキックポイントを番手ごとに調整することです。キックポイントとは、シャフトの中で最も大きくしなるポイントのことです。このポイントが手元側に設定されているシャフトは、クラブを振った時に手元側がしなりやすく感じます。逆に、先端側に設定されているシャフトは、先端側がしなりやすく感じます。フライテッドシャフトでは、一般的に短い距離を狙うショートアイアンには手元側にキックポイントを設定します。これにより、ボールを高く打ち上げやすくなり、グリーン上でボールを止めやすくなります。一方、中距離を狙うミドルアイアンには中央部にキックポイントを設定します。バランスの取れたしなりが得られるため、安定したショットを打ちやすくなります。そして、長い距離を狙うロングアイアンには先端側にキックポイントを設定します。先端側がしなることでヘッドスピードが上がりやすく、ボールを遠くに飛ばしやすくなります。このように、フライテッドシャフトは、番手ごとに最適なキックポイントを設定することで、それぞれのクラブの性能を最大限に引き出すことができるのです。
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