「T」

ゴルフ好きが集まると、専門用語が飛び交う会話になることがありますよね。「今日はティーショットの調子が良かったのに、グリーン周りで・・・」なんて会話もその一つです。この会話の中でサラッと出てくる「ティー・トゥ・グリーン」。一体どんな意味なのでしょうか？ 「ティー・トゥ・グリーン」とは、ゴルフの一打一打を競う競技方法である「ストロークプレー」において、ティーイングエリアからカップインするまでの、グリーン以外のエリア全体を指す言葉です。 つまり、ティーショットを打つ場所から、グリーンに乗せるまでの全てのショットが「ティー・トゥ・グリーン」に含まれることになります。 ティーショットからグリーンに乗せるまでには、フェアウェイやラフ、バンカーなど様々な場所を通過しますよね。これらのエリアでのショットの正確性や戦略が、スコアメークに大きく影響を与えるため、「ティー・トゥ・グリーン」はゴルフにおいて非常に重要な要素と言えます。 例えば、ティーショットの飛距離が抜群でも、セカンドショットでラフに打ち込んでしまったり、バンカーから上手く脱出できなかったりすると、スコアを崩してしまいます。逆に、ティーショットがフェアウェイをキープできなくても、「ティー・トゥ・グリーン」の技術が高ければ、リカバリーショットでグリーン付近にボールを運ぶことができ、スコアをまとめることが可能になります。 このように「ティー・トゥ・グリーン」は、ゴルフのスコアメイクにおいて重要な役割を果たす、総合的な技術と言えるでしょう。