知っていますか？ゴルフ用語「クインテュープルボギー」

知っていますか？ゴルフ用語「クインテュープルボギー」

あまり耳慣れないゴルフ用語

ゴルフには、バーディーやボギーといった、スコアを示す様々な呼び名が存在します。これらの呼び名は、ゴルフ好きであれば日常的に耳にする機会も多いでしょう。しかし、ゴルフには馴染みの薄い人であれば、一生耳にすることがないであろう珍しい呼び名も存在します。その一つが「クインテュープルボギー」です。

ゴルフでは、各ホールに規定の打数である「パー」が設定されています。このパーに対して、打数がどれくらい上回るか、下回るかによって様々な呼び名でスコアを表現します。例えば、パーより1打少ない打数でホールアウトすることを「バーディー」、2打少ない場合は「イーグル」と呼びます。反対に、パーより1打多い場合は「ボギー」、2打多い場合は「ダブルボギー」、3打多い場合は「トリプルボギー」と呼びます。

それでは、クインテュープルボギーとは一体どのようなスコアなのでしょうか。勘の良い方はお気づきかもしれませんが、クインテュープルボギーとは、パーより5打も多いスコアのことを指します。つまり、パー4のホールであれば9打、パー5のホールであれば10打叩いてしまった場合に記録されるスコアです。

当然のことながら、クインテュープルボギーは頻繁に見かけるスコアではありません。上級者であれば、大叩きしたとしてもダブルボギーやトリプルボギーで踏みとどまることがほとんどです。そのため、クインテュープルボギーは、初心者ゴルファーや、運悪く大叩きをしてしまったゴルファーのみが経験する、非常にレアなスコアと言えるでしょう。

クインテュープルボギーとは

– クインテュープルボギーとはゴルフにおいて、1ホールのスコアはパーと比較してどれくらい良いか、あるいは悪かったかで表現されます。例えば、パーより1打少ないとバーディー、2打少ないとイーグルと呼ばれ、逆に1打多いとボギー、2打多いとダブルボギーと表現されます。では、クインテュープルボギーとは何かというと、1ホールのスコアがパーに対して5打も多い場合の呼び方です。 具体的には、パー3のホールで8打叩いてしまった場合や、パー4のホールで9打、パー5のホールで10打叩いてしまった場合などが該当します。ゴルフでは、ナイスショットが出たり、バーディーやイーグルといった良いスコアが出ると、ギャラリーから歓声があがったり、話題に上ったりします。その一方で、このクインテュープルボギーは、滅多に見られないほどのかなり大叩きをした際に使われる表現と言えるでしょう。

トリプルボギーやクアドラプルボギーとの関係性

ゴルフでは、あらかじめ定められた打数である「パー」を基準に、スコアがつけられます。例えば、パー４のホールで３打でカップインできた場合は「バーディー」、２打で入れば「イーグル」と、華やかな名称で呼ばれます。
しかし、パーより多く打ってしまうと、その数は「ボギー」「ダブルボギー」「トリプルボギー」と、少し残念な響きに変わっていきます。
このトリプルボギーは、パーより３打多く打つことを意味します。つまり、パー４のホールであれば７打、パー５であれば８打でホールアウトした場合に記録されるスコアです。トリプルボギーよりさらにスコアが悪い場合、パーより４打多いと「クアドラプルボギー」、５打多いと「クインテュープルボギー」と呼ばれます。これらのボギーは、10打たたくことを表す「アルバトロス」のように特別な名称ではなく、単純にボギーの後に数字がつく形となっています。
このように、ゴルフのスコアは、良いスコアには特別な名称がつけられていますが、悪いスコアにはトリプルボギーを境に数字で表現が変化していきます。

クインテュープルボギーを叩く原因

クインテュープルボギーとは、規定打数よりも5打多く叩いてしまうことを指します。ゴルフにおいて、これほどまでに打数を重ねてしまう原因は、一概には言えませんが、いくつかの典型的なパターンが存在します。

まず、ティーショットで大きくボールを曲げてしまうケースです。大きく曲げたボールが、深いラフや林の中、あるいはウォーターハザードに入ってしまうと、次のショットが非常に難しくなります。運悪くリカバリーショットもミスをしてしまうと、たちまち打数を重ねてしまうことになります。

次に、ハザードに何度もボールを入れてしまうケースも考えられます。特に池やバンカーなどのハザードは、一度入ってしまうと脱出するのに苦労することがあります。脱出に失敗して何度も同じハザードにボールが入ってしまうと、その度に打数が加算されていきます。

さらに、グリーン周りのアプローチショットの失敗も、クインテュープルボギーの原因となります。グリーンに乗せるまでに何度も失敗したり、グリーンに乗ってもピンから遠く離れてしまったりすると、パット数もかさみ、結果として大幅なスコアロスに繋がります。

これらのミスは、初心者だけでなく、上級者でも起こりうることです。コースのコンディションや当日の体調、そして試合展開におけるプレッシャーなど、様々な要因が重なり、普段通りのパフォーマンスを発揮できない場合もあるでしょう。クインテュープルボギーを叩かないためには、日々の練習を通してショットの精度を高め、コースマネジメント能力を養うことが重要です。

クインテュープルボギーを叩いてしまったら

ゴルフにおいて、誰もが恐れるのが大叩きです。特に、パーより5打も多いクインテュープルボギーは、スコアを大きく崩してしまう原因となります。しかし、万が一クインテュープルボギーを叩いてしまっても、必要以上に落ち込む必要はありません。ゴルフはミスをするスポーツです。むしろ、ミスからどのように立ち直るかが、その後のプレーに大きく影響します。
まずは深呼吸をして気持ちを落ち着け、次のホールで挽回することを考えましょう。

クインテュープルボギーを叩いてしまった原因を分析することも大切です。ティーショットが曲がってしまったのか、アプローチがグリーンに乗らなかったのか、それともパッティングが乱れてしまったのか。原因を特定することで、同じミスを繰り返さないように対策を立てることができます。
練習場では上手くいくことでも、コースに出るとプレッシャーや緊張からミスが出てしまうこともあります。経験を積むことで、冷静さを保ち、大叩きを防げるようになっていくでしょう。

ゴルフはスコアだけではありません。大叩きもゴルフの1つとして受け止め、前向きにプレーを楽しむことが上達への近道です。