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知っておきたいゴルフ用語: ニアレストポイント

- ニアレストポイントとはゴルフは自然を相手にするスポーツであると同時に、緻密なルールに基づいて競われる競技でもあります。コース上には、バンカーや池、木々など、様々な障害物が存在します。これらの障害物によって、ボールが打ちにくくなってしまうケースも少なくありません。このような状況において、プレーヤーが救済措置としてボールを拾い上げ、別の場所にドロップすることが認められる場合があります。 この際、ドロップする位置を決めるための基準となるのが「ニアレストポイント」です。正式には「ニヤレストポイントオブリリーフ(Nearest Point of Relief)」と呼びますが、一般的には「ニアレストポイント」もしくは「ニヤレストポイント」と略されることが多いです。 ニアレストポイントは、現在のボールの位置から、ホールに近づかず、かつ障害物の影響を受けずにプレーできる地点で、最もボールに近い場所を指します。この地点を見つけるためには、まず現在のボールの位置からホールを結ぶ直線をイメージします。そして、その直線から外れずに、障害物の影響を受けずにプレーできる地点を探します。その中で、最もボールに近い場所がニアレストポイントとなります。ニアレストポイントの決定は、競技の公平性を保つ上で非常に重要です。自己流の判断でドロップしてしまうと、ペナルティが課される可能性もあるため注意が必要です。競技中にニアレストポイントが分からなくなった場合は、競技委員に確認することをお勧めします。
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知っておきたいゴルフ規則:テンポラリーウォーター

ゴルフコースに出ると、たとえ雲ひとつない晴天であっても、急な雨に見舞われることがあります。このような天候の急変は、コースのあちこちに水たまりを作り出し、プレイヤーの行く手を阻むことがあります。特に、フェアウェイやラフにできた水たまりは、ボールの行方を大きく左右するため、プレイヤーにとっては厄介な存在です。ゴルフ規則では、このような一時的にできた水たまりを『テンポラリーウォーター』と呼び、特別なルールが適用されます。 テンポラリーウォーターは、その名の通り一時的な水たまりであるため、通常のハザードとは異なる扱いを受けます。プレイヤーは、無罰でボールを拾い上げて拭き取ることができ、さらに水たまりから2クラブの長さの範囲内で、かつホールに近づかない位置にボールをドロップすることが認められています。このとき、ドロップしたボールが再び水たまりに入ってしまう場合もありますが、その場合は再度ドロップすることができます。 テンポラリーウォーターは、プレイヤーに有利にも不利にもなりうる要素です。しかし、ゴルフ規則を正しく理解し、状況に応じて冷静に判断することで、スコアを落とさずにプレーを続けることができます。ラウンド中に予期せぬ雨に見舞われた際には、慌てずにテンポラリーウォーターのルールを思い出して対処しましょう。
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カジュアルウォーターとは?:知って得するゴルフ規則

ゴルフ場では、突然の雨に見舞われることはよくあることです。雨が降ると、フェアウェイやグリーンなどに水たまりができてしまうことがあります。以前は「カジュアルウォーター」と呼ばれていたこの水たまりですが、現在はルールが変わり、「テンポラリーウォーター」と呼ばれるようになりました。 この名称変更は、単なる言い換えではありません。以前は、水たまりにクラブをソールしたり、ボールを拾い上げたりすることが認められていましたが、ルール改正後はこれらの行為は禁止されました。つまり、「カジュアル」な扱いから、より厳格な扱いになったと言えるでしょう。 では、テンポラリーウォーターに遭遇したらどのように対処すれば良いのでしょうか?ルールでは、無罰でボールを拾い上げ、拭いてからドロップすることが認められています。ただし、ドロップできる範囲は限定されており、元の場所とホールを結んだ線上で、かつ水たまりから最も近い地点からになります。また、1クラブレングス以内にドロップする必要があります。 テンポラリーウォーターは、戦略的に大きな影響を与える可能性があります。例えば、セカンドショット地点に大きな水たまりがあった場合、無理にその場所から打つよりも、安全な場所にドロップしてプレーする方が賢明な場合もあるでしょう。ルールの変更点を正しく理解し、状況に応じて適切な判断をすることが重要です。
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