グリーンオーバー

- ゴルフ用語「エアメール」とはゴルフコースでは、様々な専門用語が飛び交います。その中でも「エアメール」は、聞いた瞬間に状況が目に浮かぶ、少しユーモラスな表現の一つです。「エアメール」とは、グリーンを狙ったショットが、目標地点であるグリーンを大きく超えてしまうミスショットのことを指します。特に、アプローチショットやグリーン周りからの短いショットで、距離感を誤り、必要以上にクラブを振り抜いてしまった場合によく使われます。例えば、ピンがグリーン奥に切られており、手前に深いバンカーが口を開けているような状況を考えてみましょう。プレッシャーのかかる場面で、バンカーを恐れるあまり、慎重になりすぎた結果、必要以上の力でボールを打ってしまうことがあります。そして、ボールは美しい放物線を描きながら、グリーンはおろか、奥のラフやOBゾーンまで飛んでいってしまうのです。このような時に、「やっちゃった、エアメールだ…」と、自虐を込めてつぶやくゴルファーの姿が見られます。「エアメール」は、ミスショットを表現する言葉ではありますが、深刻なものではなく、むしろ仲間内で共有する笑い話のようなニュアンスも含まれています。ティーショットで使うことはなく、主にグリーン周りでの短いショットで起きるミスに対して使われる点が特徴です。