
シャフト

- ヒッコリーシャフトとは?ゴルフクラブのシャフトは、ヘッドとグリップを繋ぐ重要な役割を担っています。かつて、このシャフトの素材として主流だったのがヒッコリーという木材です。ヒッコリーはクルミ科の広葉樹で、その木質は非常に硬く、粘り強いため、ゴルフクラブのシャフトに最適とされていました。ヒッコリーシャフトの歴史は古く、ゴルフ発祥の時代から使用されていたと言われています。当時のゴルファーたちは、自然の木材を削り出し、その特性を見極めながら、一本一本丁寧にシャフトを作り上げていました。しかし、1900年代に入ると、金属加工技術の進歩により、スチール製のシャフトが登場します。さらにその後、軽量で強度が高いカーボンファイバー製のシャフトが開発されると、ヒッコリーシャフトは主流の座を譲ることになります。現代では、ヒッコリーシャフトは希少なものとなり、主にアンティーククラブやコレクターズアイテムとして扱われています。しかし、その独特の打感や歴史的な価値から、現在でもヒッコリーシャフトを愛用するゴルファーも少なくありません。彼らは、ヒッコリーシャフトを通して、ゴルフの原点に立ち返り、その奥深さを改めて体感しているのです。
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ゴルフクラブのシャフト硬度「A」とは?
ゴルフクラブのシャフト選びは、番手やヘッドの形状と同じくらい重要な要素です。特にシャフトの硬さは、スイングや弾道に大きく影響を与えるため、自分に合った硬さのものを選ぶことが大切です。
ゴルフクラブのシャフトには、硬さの異なる様々な種類が存在します。その中でも「A」は、主にヘッドスピードが遅めのゴルファーや、シニアゴルファー向けに設計された、非常に柔らかいシャフトです。
一般的に、ヘッドスピードが速いゴルファーが硬いシャフトを使用すると、ボールに力が伝わりやすく、飛距離が伸びる傾向にあります。一方、ヘッドスピードが遅いゴルファーが硬いシャフトを使うと、ボールを捉えにくく、スライスやフックなどのミスショットの原因になる可能性があります。
「A」シャフトは、ヘッドスピードが遅くても効率よくボールを捉え、楽に飛ばせるように設計されています。そのため、スイングスピードに自信がない方や、非力な方でも、ボールをしっかりと捉え、大きな飛距離を得ることが期待できます。
さらに、「A」シャフトは、その柔軟性から、インパクト時の衝撃を吸収し、手首や肘への負担を軽減する効果も期待できます。
自分に合ったシャフトを選ぶことは、ゴルフの上達、そしてゴルフを楽しむために非常に重要です。もし、あなたがヘッドスピードに自信がない、もっと楽にゴルフを楽しみたいと考えているなら、「A」シャフトを試してみてはいかがでしょうか。
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ゴルフクラブのシャフト:パラレルティップとテーパーティップの違い
ゴルフクラブのシャフトは、一見シンプルな棒状に見えますが、実は高度な技術が凝縮されています。特に、ヘッドと接続する「ティップ」と呼ばれる部分は、スイングや打球感に大きな影響を与えます。
ティップの形状は大きく分けて二種類あります。一つは、ティップの径が先端まで一定の「パラレルティップ」です。もう一つは、先端に向かって徐々に径が細くなる「テーパーティップ」です。
パラレルティップは、シャフト全体がしなりやすく、ボールを捉えやすいという特徴があります。そのため、初心者の方や、スイングスピードが速くない方に向いています。一方、テーパーティップは、シャフトの先端側が大きくしなり、ボールに強い力を伝えやすいため、飛距離を出しやすくなります。
このように、シャフトの構造、特にティップ形状の違いによって、スイングや打球感が大きく変化します。自分に合ったシャフトを選ぶことが、ゴルフの上達には欠かせません。
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