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トーダウン現象を理解する

- トーダウン現象とはゴルフクラブは、ヘッド、シャフト、グリップで構成されていますが、それぞれが独立しているわけではなく、スイング中は相互に影響し合いながら複雑な動きをしています。この動きの一つに「トーダウン現象」というものがあります。トーダウン現象とは、ゴルフスイングのダウンスイングからフォロースルーにかけて、クラブヘッドの動きがシャフトに影響を与え、その結果、クラブフェースの「トー側」が地面の方向に傾く現象を指します。イメージとしては、ダウンスイングの勢いに対して、ヘッド部分が遅れて降りてくるような状態です。この時、クラブヘッドとシャフトをつなぐネックの部分に大きな負荷がかかり、シャフトがしなるように曲がります。その結果、地面を向いているはずのクラブフェースの向きが変化し、特に先端部分である「トー側」が下を向いてしまうのです。この現象は、クラブの構造やスイングの特徴によって発生しやすく、特にシャフトの硬さや重心距離が大きく関係しています。一般的に、シャフトが柔らかく、重心距離が長いクラブほど、トーダウン現象は顕著に現れやすくなります。また、スイングスピードの速いプレーヤーにもよく見られる現象です。スイングスピードが速いと、それだけヘッドにかかる負荷も大きくなり、シャフトのしなりも大きくなるため、トーダウン現象が起きやすくなるのです。トーダウン現象が起こると、意図した方向にボールを飛ばすことが難しくなります。特に、ボールのつかまりが悪くなってスライスが出やすくなったり、飛距離が落ちたりするなどの影響が出ることがあります。
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クラブ

「X」の謎: エクストラスティッフシャフト徹底解説

ゴルフクラブを選ぶ際、ヘッドの形や角度に目が行きがちですが、実はシャフトの硬さも非常に重要です。シャフトの硬さとは、スイング中の曲がりやすさを示す指標で、自分に合った硬さのシャフトを選ぶことが、飛距離アップや方向性の安定に繋がります。 シャフトの硬さを表す言葉として、一般的に「L」「A」「R」「S」「X」の5段階が用いられます。「L」が最も柔らかく、「X」にいくにつれて硬くなります。 硬すぎるシャフトを選んでしまうと、スイングの力が効率的にボールに伝わらず、飛距離が伸びなかったり、左右に散らばってしまう原因になります。特に、ヘッドスピードが遅い人が硬いシャフトを使うと、ボールを打ち上げるのが難しく、地面を転がるような低い弾道になりがちです。 逆に、柔らかすぎるシャフトを選んでしまうと、スイング中にシャフトが過度に曲がってしまうため、スイングが安定せず、思った方向にボールを飛ばせなかったり、スライスやフックなどのミスショットに繋がる可能性があります。特に、ヘッドスピードが速い人が柔らかいシャフトを使うと、インパクトのタイミングが取りづらくなり、ミート率が低下する可能性があります。 自分に合ったシャフトの硬さは、ヘッドスピードやスイングのテンポによって異なります。ゴルフショップや練習場で専門家に相談しながら、自分にぴったりのシャフトを見つけてみましょう。
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