
ダウン

ゴルフの試合には、大きく分けて二つの形式があります。一つは、決められたラウンドを通して、打数の合計で勝敗を決める「ストロークプレー」です。多くの人が親しみやすいのは、こちらの形式でしょう。もう一つは、一対一の対戦で、各ホールのスコアを競い合う「マッチプレー」です。
マッチプレーでは、各ホールでより少ない打数でホールアウトした方が勝ちとなり、そのホールの勝利を「アップ」と表現します。例えば、あなたが相手よりも2打早くホールアウトした場合、「2アップ」となります。逆に、相手が1打早くホールアウトした場合は「1ダウン」となります。
「アップ」は、単にそのホールでの優劣を示すだけでなく、試合全体の行方を左右する重要な要素となります。なぜなら、マッチプレーでは、たとえ10打差でそのホールに勝ったとしても「1アップ」にしかならず、次のホールからは再びタイの扱いになるからです。つまり、大差で負けていたとしても、終盤に連続して「アップ」を奪うことで逆転勝利も可能になるのです。
このように、「アップ」という概念は、マッチプレー特有の緊張感と戦略性を生み出す、重要な要素と言えるでしょう。
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ゴルフマッチプレーの基礎:ダウンの意味とは?
ゴルフには、決められた数のホールを回り、その合計打数を競う「ストロークプレー」と、1ホールずつ勝敗を競い、その合計で勝敗を決める「マッチプレー」という二つの競技方式があります。ストロークプレーは個人戦のイメージが強いですが、マッチプレーは文字通り、プレイヤー同士の戦いをより色濃く反映した競技といえます。マッチプレーでは、試合展開を分かりやすくするために「アップ」と「ダウン」という言葉が使われます。今回は、マッチプレーで劣勢の場合を表す「ダウン」について解説していきます。マッチプレーでは、各ホールに勝ち点のようにポイントが与えられます。そして、そのポイントの差を「アップ」や「ダウン」で表します。例えば、AさんとBさんが対戦しているとして、Aさんが3ホールを終えて2勝1敗だったとします。この場合、AさんはBさんに対して1ポイント多く獲得しているため、「1アップ」となります。反対にBさんは「1ダウン」となります。さらに試合が進んで、7ホールを終えた時点でAさんが3勝4敗となったとします。この場合、AさんはBさんに対して1ポイント少ない状態なので「1ダウン」、Bさんは「1アップ」となります。このように、マッチプレーでは常にどちらかのプレイヤーがリードしている状態となり、「アップ」と「ダウン」は状況に応じて変化していくのです。「ダウン」という状態は、決して諦めるべき状況ではありません。マッチプレーは、1ホールごとに勝敗が決まるため、大きく負けていても、残りのホールで逆転するチャンスは十分にあります。重要なのは、現在の状況を冷静に把握し、最後まで諦めずに戦い続けることです。
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