ゴルフパットの用語「ハイサイド」
ゴルフのグリーン上で行うパットにおいて、狙ったラインに対してボールがどちら側に外れたかを表現する際に、「ハイサイド」「ローサイド」といった用語が使われます。 これは、カップに向かってスライスやフックがかかった場合、その曲がり具合によってどちら側に外れたかを明確に示すためのものです。
例えば、右に曲がるラインでパットを打つとします。この時、想定していたラインよりも右側、つまりカップから遠い方に外れた場合は「ハイサイド」と表現します。反対に、想定していたラインよりも左側、カップに近い方に外れた場合は「ローサイド」と表現します。
なぜこのような表現をするかというと、単に「右に外れた」「左に外れた」と言うよりも、パットのラインに対してボールがどのように曲がったのかが明確になり、その後の修正に役立つからです。
例えば、自分が右に曲がるラインだと想定して打ったパットが、さらに大きく右に外れてしまった場合、それは「ハイサイド」になります。このことから、自分が思った以上にスライスがかかっていた、あるいはグリーンの傾斜を読み間違えていたなどの可能性を考慮することができます。
このように、「ハイサイド」「ローサイド」は単なる結果を表すだけでなく、次のパットにつなげるための重要な情報源となり得るのです。