根強い人気を誇るピン型パターの魅力
ゴルフクラブの中でも、一風変わった形をしていることで有名なのがピン型パターです。その名前の由来は、ゴルフ用品メーカーの「ピン」社が開発したことに由来します。特徴的なのは、ヘッド部分が大きく、グースネックと呼ばれる鳥の首のように曲がったネックを持つ点です。
この独特な形は、開発当初、創業者のカーステン・ソルハイム氏が自宅のガレージで、偶然にも靴べらを見て閃いたという逸話はあまりにも有名です。靴べらをヒントに、重心をフェース面から遠ざけることで、より安定したストロークと正確なボールコントロールを実現しようとしたのです。
ピン型パターは、その革新的な形状によって、発売当初から多くのゴルファーの注目を集めました。従来のパターに比べて、スイートスポットが広く、ミスヒットに強いという点が、特にアマチュアゴルファーから支持されました。
今日では、プロ、アマチュアを問わず、多くのゴルファーに愛用され、ゴルフクラブの定番の一つとなっています。シンプルな形状ながらも、その機能美と歴史を感じさせるピン型パターは、まさにゴルフクラブの進化を象徴する存在と言えるでしょう。