ライ角

ゴルフクラブを選ぶ際、その性能を決める要素の一つに「プル角度」というものがあります。プル角度とは、クラブのフェース面とシャフトの軸が作る角度のことで、この角度がボールの飛び出す方向に大きく影響を与えます。 プル角度が大きいクラブを「フックフェース」、小さいクラブを「オープンフェース」と呼びます。フックフェースのクラブは、ボールが目標よりも左方向へ飛び出しやすくなる特徴があります。反対に、オープンフェースのクラブは、ボールが目標よりも右方向へ飛び出しやすくなる傾向があります。 ゴルファーは、スイングの癖や持ち球によって、自分に合ったプル角度のクラブを選ぶ必要があります。例えば、ボールが右へ曲がるスライス傾向のゴルファーであれば、フックフェースのクラブを選ぶことで、まっすぐな弾道を打ち出す手助けになるでしょう。逆に、ボールが左へ曲がるフック傾向のゴルファーであれば、オープンフェースのクラブを選ぶことで、球筋を安定させる効果が期待できます。 このように、プル角度はゴルフクラブの性能を左右する重要な要素の一つです。自分に合ったプル角度のクラブを選ぶことで、方向性と飛距離の両方を向上させることが期待できます。ゴルフショップなどでクラブを選ぶ際には、ぜひプル角度にも注目してみてください。

- フィッティングとは ゴルフクラブの選び方は、初心者の方や、ある程度ゴルフに慣れ親しんできた方にとっても悩ましい問題です。ゴルフショップに行けば所狭しとクラブが並んでいますが、どれが自分に合っているのか、見た目や価格だけで判断してしまいがちです。しかし、本当にゴルフの上達を目指すなら、自分に最適なクラブを選ぶ「フィッティング」というプロセスが非常に重要になってきます。 フィッティングとは、例えるならば、洋服を仕立てるように、ゴルファー一人ひとりの体格やプレースタイルに合わせたクラブ選びのことです。具体的には、身長や腕の長さといった体格の測定はもちろんのこと、ヘッドスピードやスイング軌道、球筋の傾向などを専門機器やプロの目で分析します。そして、そのデータに基づいて、クラブの長さ、重さ、シャフトの硬さ、グリップの太さなどを調整し、その人に最適なクラブを提案します。 自分に合ったクラブを使うことで、ミート率が上がり、飛距離アップや方向性の安定に繋がります。また、スイングがしやすくなるため、無駄な力みが減り、ケガの予防にも繋がります。 ゴルフの上達を目指すなら、フィッティングは避けて通れない道と言えるでしょう。