動かすことが出来る障害物

ゴルフコースには、プレーヤーの挑戦意欲をかき立てるために、戦略的に配置された様々な仕掛けが存在します。それらを総称して「障害物」と呼びますが、その定義は規則に基づき厳密に定められています。 障害物は、コース設計者が意図的に設けた人工物であり、プレーヤーの行く手を阻む役割を担います。具体的には、カートが通行するための通路や、池の周囲を囲む壁などが該当します。 また、通路や壁の表面、側面も障害物の一部とみなされます。さらに、冬期に凍結防止のためにグリーン上に設置される人工の氷も、障害物に含まれます。 一方、コースの境界を示すために設置された杭や柵、アウトオブバウンズに存在するものは、障害物には該当しません。 また、委員会がコースの一部と認めた構築物も、障害物とはみなされません。 このように、ゴルフコースにおける障害物の定義は、一見すると人工物であれば全て該当するように思われますが、実際には規則に基づいた明確な線引きが存在します。