障害物

ゴルフは自然を相手に楽しむスポーツです。広々とした緑の芝生の上でプレーできると思いがちですが、実際にはそうとは限りません。コースには、木々や池などの自然の障害物が点在していることがあります。また、天候も変わりやすく、突然の豪雨に見舞われてフェアウェイが水浸しになってしまうことも珍しくありません。このような予期せぬ状況に遭遇した場合、ゴルファーは落ち着いてルールに則した行動をとる必要があります。 ゴルフ規則では、プレーヤーが不利益を被らないよう、様々な救済方法が定められています。例えば、ボールが木の根元に止まってしまった場合、そのまま打つのが難しいと判断されれば、一定の手続きを踏まえてボールを動かすことができます。また、大雨でコースが水浸しになった場合も、安全な場所にボールを移動させてプレーを続けることができます。 しかし、これらの救済を受ける際には、必ず守らなければならない原則があります。それは、「救済を受けることで、プレーヤーが有利になってはいけない」という原則です。あくまでも、不利益を解消し、公平な条件でプレーを続けるために救済措置がとられるということを忘れてはなりません。ルールを正しく理解し、状況に応じて適切な判断を下せるようになりましょう。

- カート道路とはゴルフ場には、プレイヤーやキャディーが荷物を積んだカートに乗って移動するための専用の道があります。これがカート道路です。カート道路は、広大なコース内をスムーズに移動するために欠かせないだけでなく、ゴルフ場の大切な芝生を保護する役割も担っています。カート道路は、アスファルトなどで舗装されていることが多く、その表面は平坦で固くなっています。そのため、芝の上とは異なり、ボールが跳ねたり、転がったりしやすくなります。もしも、ボールがカート道路に落ちると、大きく跳ね返って予想外の場所に飛んでいったり、勢いよく転がって遠くまで行ってしまったりすることがあります。カート道路の状態やボールの落ち方によっては、芝の上で打つよりも有利になる場合もあれば、逆に不利になる場合もあります。例えば、ボールがフェアウェイから外れてカート道路の上に乗ってしまっても、前方に木などがなく、グリーンまで見通しが良ければ、思い切って打つことで、ナイスショットになる可能性があります。しかし、カート道路の先に池やバンカーなどのハザードがある場合は、リスクを避けて、別の場所へボールを移動させる方が賢明でしょう。このように、カート道路はゴルフの戦略に影響を与える要素の一つとなり得ます。カート道路の特徴を理解しておくことで、より有利にゲームを進めることができるでしょう。